なぜ良い大学に行くのか。
進路について先生や親に相談すれば、少しでも良い大学にいきなさい。
このように言われることが多くないですか?
そして、多くの受験生が実際にその言葉に従って、少しでも良い大学という観点で大学を選び、その大学に合格するために努力しています。
ではこれは本当に正しいのか?
①偏差値の高い大学が全てか?
これは正しいようで、必ずしも正しいわけではありません。
偏差値が高いという理由は第一に優先されることではありません。
例えば、どこどこ大学で誰々先生の授業を受けたいからその大学に行きたいという生徒がいたとします。その生徒はしっかりとした目的を自分で見つけ、大学を選んでいます。
この生徒に偏差値が高いからあっちの大学にしなと言っても喧嘩になるだけです。
このようにしっかりと自分が学びたい場所や将来の夢のために学ぶにふさわしい場所を自分でしっかりと考え、選べる人にとっては偏差値は二の次になります。
②じゃあ偏差値はどうでもいいの?
それでも大学を選ぶ際に偏差値が利用されることは多々あります。
それはなぜかというと消去法です。
特にいきたい大学はないからじゃあ少しでも良い大学に行こうということです。
これは消極的な考え方のようで、実際にはそんなに消極的ではありません。
実際、18歳で自分の将来を見据えて進路を考えらる人がどれだけいるでしょうか?
そうであれば、少しでも偏差値の高い大学に行き、自分の将来の目標が見つかった時に選べる選択肢を多く確保しておくのは良いことだと思います。
なので、目的を見つけられない人がとりあえず、偏差値の高い大学を目標にするのはアリだということです。